5年生の社会では、日本の気候の学習をしています。
15日の授業では、まず「日本の中で気温の差が大きいのはどことどこか」という質問から入りました。これは既習事項なので、「北海道と沖縄」という意見がすぐに出ました。そして、北海道と沖縄の気温の差が大きいのは、この2カ所が南北に離れている、つまり経度の差が大きいからだと押さえました。
ここからが、新しい学習です。「ほぼ同じ経度なのに、気温の差が大きいのはどんなところでしょう。」と聞いてみました。子どもたちは頭をひねらせて考えていますが、分かりません。そこでヒントを出します。「では、静岡県の中でみんなが住んでいる御前崎と気温の差が大きいところはどこでしょう。」すると、いくつかの意見の後に「富士山のほう」という子がいました。そこで、御前崎と富士山の気温差が大きいことを伝えました。つまり、経度だけでなく、土地の高さによっても気温の差が大きいということを教えました。
それから資料集を使って、日本各地の気温と降水量のグラフをみて、日本は大きく6つに気候区分されていることを学びました。その6つの気候区分の特徴を各自でノートにまとめました。
最後に、「自分が住むならどの季候がよいか」ノートに書いてまとめました。
○日本海側
・御前崎は雪が降らないから、冬は雪が降って寒いけど楽しい。晴れた時はすごく気温が暖かくなるからいい。
○中央高地
・中央高地は今でももう暑くて、夏はとても暑いからプールが気持ちいいと思う。冬はとても寒く、雪が降って雪遊びができるから中央高地にすみたい。
○瀬戸内海
・外にいっぱい出れるし、遠足の時もそんなにあるの日がないから。
○北海道
・わたしはアトピーで夏になるとかゆくなるし、北海道は夏も涼しくて熱中症の心配もないから。
○太平洋側
・今も太平洋側の静岡県に住んでいるから、今と同じ生活をしたいから太平洋側にすみたい。
○南西諸島
・1年を通して暖かい。夏は特に暑く、期間が長いから。
「暑いのが好きだから南西諸島に住みたい」という意見が半数以上でした。